

今考えると、富山のことを少しでも多くの人に知ってもらいたいと思うほどに、富山のことが好きになっていたのかもしれません。
初めての大学生の春休み。高校の頃の友人との旅行先は岐阜県の下呂温泉に決まりました。しかし、問題は下呂温泉までのルート。ここで、新潟県から大学進学で富山・横浜・仙台に散った3人は考え、富山で1泊した後に下呂温泉まで車で行くこととしました。
大学進学を機に人生で始めて富山に足を踏み入れ、そこで暮らす日々の中で、富山の観光地に少しずつ触れるようになりました。富山市内だと岩瀬や八尾に、少し足を伸ばすと新湊大橋や五箇山など富山でしか見られない光景の価値を理解し始めました。そして、「せっかく目的地の下呂温泉に行く途中に富山に寄るなら、富山観光をしようじゃないか」と友人に提案し、自動車免許を取得して半年しか経たない初心者ドライバーの僕は車を借りて富山観光へと向かいました。
当時は2月で風が冷たく、まちなかにも雪が残っている頃でした。今考えると怖くて仕方がありませんが、冬の雪道の恐ろしさを知らない当時の僕は、車で水橋、八尾、立山町、新湊、そして五箇山まで行っていました。それぞれの観光地を巡り、友人に紹介しており、来て半年で富山を友人に紹介したいと思えるほど富山の魅力に惹かれていたのでしょう。
八尾で撮った写真。3年後この場所に両親を連れてくることとなる。
高校の友人に紹介した富山の名所は、全て富山の知り合いに教えてもらった場所です。富山で知り合った方々は皆親切で、縁もゆかりもない富山にやってきた若き大学生に、少しでも富山に愛着を持って欲しいという気持ちがあったのでしょう。これらの名所を知ったときに、自分が進学した富山は本当に魅力の溢れる場所で、もっと色々な人に知って欲しい、見て欲しいという、感動の共有願望があったのかもしれません。
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さえちゃん
富山県で地理学というニッチな学問を探求する新潟県産ダイガクセイ。過疎問題や人口減少に強い興味を持ち、富山県内の取り組みを知るにつれて自分でも活動を起こしたくなり、若者が地域を知るきっかけを作る交流会を立ち上げちゃった。現在では、まちづくりや市民活動のプレイヤーを支えるNPO法人の理事も務めている。 ラジオ大好き・鉄道大好き・昔の歌大好きな年齢詐称の22歳児。