2026.01.09

遠い隣の県に進学が決まったときの話

さえちゃん

私が富山県にやってきたのは今から4年前の2022年です。当時はまだコロナ禍でマスクが欠かせない日常が続いていました。

卒業論文の〆切が近づき、4年間の大学生活は長いようで短かったなぁと思うと同時に、富山に始めて来た時のことを思い出しました。

私は高校時代まで新潟県村上市で過ごしました。村上市は新潟県最北端の地域で、山形県に隣接しています。富山県よりは山形県や福島県との繋がりが強く、家族で遊びに出かけるときに富山県が選ばれることはありませんでした。強いて言うなら過去に岐阜県高山市へと家族旅行に行く際に、乗り換えで富山駅を利用した程度です。

また、富山と聞いてイメージするものも少なく、鱒の寿司とテレビタレントの柴田理恵さんでした。地元のテレビ番組でも、隣県とのコラボ企画に富山県が加わるものも少なく、私の記憶上では福島・山形・長野・石川ばかりで富山とのコラボ番組は見たことがありませんでした。そのため、富山県は私にとって最も縁遠い隣県であったことは事実です。

そんな富山県への進学が話題に出たのは、一次試験(共通テスト)が終わった2022年の1月でした。願書を出す大学の選択肢に突如として浮上した富山大学。その時はまだ「隣の県だから近いね」などと両親と話していました。しかし、いざ富山大学への合格が決まり、入学手続等のために始めて車で富山へと行くときに現実を思い知らされます。なんと高速道路で4時間もかかるのです。受験の際は旅行気分で特急と新幹線を乗り継いで行きましたが、車で行くとなると相当な時間がかかる!(村上市から富山市までは道のりで約300kmあり、富山京都間に相当するらしいです)

富山に来て始めて驚いたのは立山連峰の大きさです。北陸自動車道で新潟県上越市から富山県朝日町に至るまでには26個のトンネルがあります。そこを超えて富山市に近づくにつれて、両親と山の近さに驚いたことを鮮明に覚えています。

実際に北陸自動車道走行中の車から撮影した立山連峰

地元にいた頃に想像する山は遠くにうっすらと見える小さなものでしたが、富山の立山連峰は目の前に立ちはだかる壁のようなものでした。幸いなことに晴れていたため、くっきりと右から左までそびえ立って私を富山へと迎え入れてくれました。

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さえちゃん

富山県で地理学というニッチな学問を探求する新潟県産ダイガクセイ。過疎問題や人口減少に強い興味を持ち、富山県内の取り組みを知るにつれて自分でも活動を起こしたくなり、若者が地域を知るきっかけを作る交流会を立ち上げちゃった。現在では、まちづくりや市民活動のプレイヤーを支えるNPO法人の理事も務めている。 ラジオ大好き・鉄道大好き・昔の歌大好きな年齢詐称の22歳児。