富山市移住のきっかけは、
夫の単身赴任。

Profile

齋田 武亨さん
(趣味:滝めぐり)

茨城県(18年)→神奈川県(2年)→東京都(13年)→富山県(12年目)

本瀬 あゆみさん
(趣味:野鳥観察)

長野県(2年)→岡山県(2年)→青森県(14年)→東京都(17年)→富山県(9年目)

ビルに囲まれた東京よりも、
豊かな景色が富山にある。

Q.どうして富山市に移住されたのですか?

齋田さん
富山市西町の複合施設「TOYAMA キラリ」の設計監理に携わることになり富山市で暮らすようになりました。はじめの2年ぐらいは東京から通っていたのですが、工事が始まるタイミングで富山市へ単身で引っ越してきました。
本来ならプロジェクトが終われば東京へ戻るのが普通だと思うのですが、ビルに囲まれた東京よりも、山も、海も、まちもある富山のゆたかな土地に惹かれて富山市に残ることにしました。私がこれまで暮らしてきた茨城や東京などでは、山を景色として楽しむことがなかったので、すごく魅力的な環境に感じたのです。設計は土地に紐付いた仕事なので、魅力豊かな富山で仕事ができることはとても幸せです。

本瀬さん
東京は設計事務所がとても多く、競争が激しいこともあり、設計の仕事をずっと東京でやっていくことに対してちょっと疑問を感じていました。
それで、東京以外の土地でもっと自由にいろんな仕事をしてみたいと思っていた頃に、齋田が富山に赴任になり、移住先の候補地として富山市が急浮上してきました。それで、富山へ初めて来た時にトラムに乗車しまして、東京では車のない生活をしていたこともあって、その延長線としてすぐに暮らせることが富山に移住する決め手の一つになりました。

富山は気さくな人が多くて、
いろんな人と知り合いになれる。

Q.実際に暮らしてみていかがですか?

齋田さん
一般的なイメージですけど、地域でもともと暮らしている方は移住者に対して人見知りする部分があると言うか、打ち解けづらいこともあると思います。でも、私の場合は周りに気さくな方が多く、移住後すぐにバーベキューに誘っていただいたりして、人間関係で苦労することはありませんでした。
今では事務所から少し出歩いただけでも知人とすれ違いますし、人が多すぎる東京ではなかったことです。また仕事柄、ランチは外食することが多いのですが、事務所のある中央通り付近はお店が充実していて、ジャンクなものから本格的な和食までレパートリーが豊富で飽きることがなく、食事面でもとても幸せです。

本瀬さん
東京で暮らしていると知り合いが仕事関係の人ばかりになるのですが、富山では仕事や学校など関係なく人間関係を築くことができるので嬉しく思いました。
それと、移住して3年間ほど車のない生活をしていたのですが、路面電車やトラムがあるので買い物などに出かけることで困ることはありませんでした。今でも日常生活で車を使うことはなく、仕事で必要な時だけ車を運転する感じです。ただ、バスなどを利用する時に富山エリア限定の交通系IC カードが必要なので、全国的な交通系ICカードが利用できるようになればもっと利便性がアップすると思います。

仕事をするにも、生活するにも、
富山は「ちょうどいい」まち。

Q.これからも富山市で暮らすにあたり、やってみたいことや夢は?

齋田さん
富山は東京のように行列に並んでランチをすることもないですし、気分転換をしたければ「いたち川」沿いをちょっと歩くだけでリフレッシュでき、「ちょうどいい」暮らしを楽しめるまちだと思います。
それで、東京で設計をしていた頃は、その土地に根ざした建築様式などを意識することはあまりありませんでした。しかし、富山で暮らしてみて、富山の中にもそれぞれの土地にあったいろんな土着のバリエーションがあることを知り、すごく学びになっています。今後は、富山の土地に紐付いた、北陸って言った時に思い浮かべてもらえるような、風景のヒントになるようなデザインに携われたら良いなぁと思います。

本瀬さん
富山市は交通も充実していて、仕事をするにしても、生活するにしても、すごく暮らしやすいコンパクトシティだと思います。
その富山市を使い尽くして、富山らしいライフスタイルを楽しみながら、私たちらしく歳をとっていけたら良いなぁと思っています。それで、水のある風景の中で暮らすことに憧れがありまして、夜に散歩をしながら候補地を探しており、いくつかピックアップしている場所があります。

お気に入りの風景の中で、
ライトな移住から始められます。

Q.富山市へ移住しようと考えている人へメッセージをお願いします。

齋田さん
「移住」と聞くと、私の先入観もあるのかもしれませんが、農村など自然のあふれる郊外で暮らすことをイメージする人が多いと思います。
でも、富山市への移住は、そんなハードルの高いものではなくて、ライトな感じで移住ができます。富山市は茨城県の田舎出身の私から見ればすごく便利なまちですし、東京でも暮らしたことがある者としても住みやすいまちです。もし移住を考えていて、この土地に移住したいという候補地がないのであれば、富山市は移住生活を楽しむことができるおすすめの移住先です。

本瀬さん
富山市はいろんな魅力があるので便利な生活もできますし、ちょっと郊外へ出かければ田園風景や、海の見える景色などいろんな環境があります。富山に一度来てみていろいろ見て回れば、気に入った移住候補地が見つかると思います。ぜひ一度、富山に来てみれば良いと思います。

富山のここが好き

円筒分水槽

水が下から湧き上がってくる様子や、円筒上部から滝のように流れ落ちる様子など、いろんな水の表情を見ることができて面白いです。

トラム/ 路面電車

新幹線を降りるとトラムがあるという駅の景色が好きです。知人が富山に来ることがあれば、トラムを見せたくて駅まで迎えに行っています。

千里エリア

田んぼに囲まれて古くからの集落や新しい住宅地があり、のどかな景色を頼むことができます。冬には白鳥も飛来して市街地とは違う空気感を感じられます。